Webデザイナーのポートフォリオの作り方とは?ポイントは採用目線!

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この記事では、実際にポートフォリオはどのようにつくるのか、ポイントを解説しながらご紹介したいと思います。

また、ポートフォリオ作成の際に使えるとても便利なサービスがありますので、併せて紹介していきます!

なぜポートフォリオを作らないといけないの?

Webデザイナーの転職に必須だから。

ポートフォリオは自分の作品集です。 Webデザイナーの転職には、ポートフォリオは必須です。

まれにポートフォリオなしでも募集しているところもありますが、学歴がものすごく高いとかでない限り受からないので、ポートフォリオは必ず作りましょう。私は作りました。

企業に採用されるため、仕事を得るため。

転職活動なので当たり前ですが、「採用されるため」「仕事を得るため」にポートフォリオを作ります。自分の実力をアピールする武器です。

そこで忘れてはならないのは、ポートフォリオを届ける相手は「企業の採用担当者」であるということです。 「企業の採用担当者」 をターゲットに向けて作っていることを決して忘れないようにしてください。

以降でお話しするポイントも、「誰に向けて」作成しているかを念頭に置いています。「自分が採用担当だったら」と客観的に見てみることが大切です。では早速ポイントを見てみましょう。

Webデザイナーのポートフォリオ作成のポイントとは?

実際の転職活動と、採用を行っている方に聞いた話やアドバイスをまとめると、ずばり以下がWebデザイナーのポートフォリオ作成におけるポイントです。

  1. フォーマットを揃えること
  2. 採用の判断基準になる情報を載せること
  3. 面接時は必ず「紙のポートフォリオ」も持参すること

では、1つずつ解説していきましょう。

1.フォーマットを揃えること

先ほどポートフォリオを届ける相手は「企業の採用担当者」であるといいました。採用担当者は、1日に何十通、何百通もの履歴書や職務経歴書、そしてポートフォリオに目を通しています。

そんな時に、制作物、説明内容などの書かれているコンテンツが、ページをめくるたびにバラバラでフォーマットがそろっていないとなれば、採用担当の方はそのポートフォリオを読み続けてくれるでしょうか?

答えはNOです。

どこに何が書いてあるのかが分かるポートフォリオは読みやすい

短い時間で採用担当が判断できるよう、どこに何が書いてあるのかが分かるようにしましょう。

記載内容はページをめくっても同じように並ぶよう、フォーマットを揃えておくことは重要です。

2. 採用の判断基準になる情報を載せること

自分のスキルや実力をアピールするためのポートフォリオではありますが、自分のやりたいこと、伝えたいことばかりを書いていては、採用担当に刺さるポートフォリオにはなりません。

採用担当者は、応募者が自分の企業にマッチしているかを見ています。

そのためには、まず企業が何を求めているのかを考え、企業が知りたい情報を記載することが重要です。

もちろん、制作会社に就職したいか、事業会社に就職したいかでも記載内容は変わっていきます。

まずは、自分の就職したい会社がどのような人材を求めているのかを考えましょう。

ポートフォリオには何を書けばいいの?

上記をおさえた上で、ポートフォリオに記載する内容は以下が挙げられます。

①自己紹介、経歴、スキル

履歴書にも書きますが、簡単な自己紹介と経歴、またどんなツールがどれくらい使えるのかを記載しましょう。

②これからやっていきたいこと、どうなりたいか

自分のやりたいことをそのまま伝えるのではなく、それによって会社にとってどう利益になるのか会社の成長にどのように貢献できるのかまで掘り下げて書くことで、採用する側は非常に判断しやすいと言えます。

③作品

ここで意識してほしいのが、業界を意識した作品を前に持ってくるということです。

採用担当者は、応募者が自分の企業にマッチしているかを見ていると前述したように、ここでまったく違う業界の作品やイメージが違う作品ばかりをもってきてしまうと「違うな」と思われてしまいますよね。

もし行きたい業界の作品を作ったことがない場合であれば、架空でも良いので作品を作る、もしくは友人や知人などに仕事をもらって作品を作ってポートフォリオに入れましょう。

ただ、仕事として行う場合、ポートフォリオに記載しても良いかは必ず承諾してもらってから掲載しましょう。著作権侵害などには気を付けましょう。

④作品の紹介情報

載せるべき作品の紹介情報は以下が挙げられます。

  1. 制作時間
  2. 担当範囲
  3. 使用ソフト
  4. ターゲット・コンセプト
  5. 課題と対応策、工夫

ここで大切なのは、5.課題と対応策、工夫です。

どんな課題があって、その課題を解決するためにどんな工夫や対応策を行って、作品を作り上げたのか、ということを明確に書きましょう。

自分でどのように考え、デザインでどう課題解決をしてきたのかを担当者に伝えることができます。

3. 面接時は必ず「紙のポートフォリオ」も持参すること

Webデザイナーのポートフォリオは、今はWebポートフォリオが主流で、エントリーの際に WebポートフォリオのURLを送ることが多いかと思います。

しかし、書類選考が通って面接になった時、面接時に紙のポートフォリオを持っていくと、面接官や採用担当者にかなり好印象を与えることができます。

実際に、今働いている会社のデザイナーに採用してくれた方は、私がポートフォリオを印刷してファイリングして持ってきたことを覚えていてくださったり、他の採用担当をしている方に聞いても、面接に紙のポートフォリオを持ってきてくれるのは印象に残りやすいと仰っていました。

逆に、「エントリーの際にURLで送りました」的な回答で面接に挑んでしまうと、不誠実と思われてしまう可能性もあるので気を付けましょう。

当たり前と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、誠意を見せるということにもつながるので、面接には紙のポートフォリオを持参して万全の体制で面接に臨みましょう!

ポートフォリオ作成に役立つサービス

ここまでポートフォリオ作成のポイントについて解説してきましたが、上記の記載情報を網羅し、簡単にポートフォリオを作成できるサービスをご紹介したいと思います。

MATCHBOX(マッチボックス)

これは実際に転職の時に利用して使いやすかったので、是非ご紹介したいと思います。

「MATCHBOX」はマイナビクリエイターが運営するポートフォリオ作成サービスです。

MATCHBOX
https://matchbox.work/

マイナビクリエイターに登録すると利用することができます。無料でポートフォリオと履歴書もWeb上で作成できます。

フォーマットに従って作品を掲載して、項目に作品情報を記載していけば、上記で説明した「採用の判断基準になる情報」を網羅したポートフォリオが完成します!

このサービスで一番便利だと思ったのが、Web上で作成したポートフォリオをPDFにして印刷できるというところです。

見た目もそのままでPDFをカラー印刷してA4のクリアファイルフォルダーに差し込めば、簡単に紙のポートフォリオも作成することができます。

ポートフォリオはあくまで今まで自分の作成してきたものの作品集なので、時間をかけすぎてしまうよりも、簡単に見やすくまとめることも大切かなと思います。

もちろん、時間をかけて作りたい方もいると思いますので、裁量は個人におまかせですが、転職活動も時間との戦いですので、しっかりとスケジューリングした中で作成していきましょう。

Webデザイナーのポートフォリオについてのまとめ

ここまで、Webデザイナーのポートフォリオの作り方のポイントをお話してきました。いかがでしたでしょうか?

ポイントは以下でしたね。

  1. フォーマットを揃えること
  2. 採用の判断基準になる情報を載せること
  3. 面接時は必ず「紙のポートフォリオ」も持参すること

ポートフォリオは誰に向けて、何を伝えたいのか、を考えて作らなければいけないということです。つまりデザインと同じですね。

私は最近業務で、相手の立場に立って自分の伝えたいことを説明するということがうまくできていないな、と感じる場面が多々あります。そんな時、 誰に向けて、何を伝えたいのかを冷静になって客観的に考えることを心がけるようにしています。相手はどこまで分かっていて、どんな情報を求めているのか、その情報をピンポイントで共有できれば、円滑なコミュニケーションができると思います。なかなかうまくいってはいないのですが…笑 実践あるのみです。

しかし転職の時も同じです。採用してくれる人が求めているものと、自分が提供できる能力が合致すれば、おのずと採用は決まるわけです。

需要と供給がマッチするようにポートフォリオを作ることができれば、あなたの転職活動にも大いに役立つと思っています。

まずは転職活動のとっかかりであるポートフォリオ作成を頑張ってください!

この記事が少しでも役に立てたらとても嬉しいです。

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